先日、老害コンサル15年目さん (通称「長老さん」(Xアカウント:@G_Nishinakamura))と、帳簿の重要性や5営業日以内で融資結果が分かるTKCファストリンクに関する対談を行いました。以下、対談内容となります。
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こんにちは、長老さんです。
老害コンサル15年目、コンサルはどう生きるべきか。
この番組は、毎日夜の11時に、フリーランスコンサル歴15年の長老さんが、フリーランスコンサルとして必要な「やり方」「あり方」「見せ方」をお届けする、そんな番組になっております。
本日はですね、お一方、ゲストを招いてお話をしていきたいと思います。
ゲストは、中美先生という税理士の方になります。
中美先生の自己紹介
長老さん: 中美先生、おつかれさまです。
中美先生: おつかれさまです。 中美税理士事務所の中美天佑と申します。 今日はよろしくお願いいたします。
長老さん: よろしくお願いします。 こういうパターンは初めてですね。
中美先生: 初めてですね。
長老さん: 中美さんは税理士ということで、私も仕事でいろいろとお世話になっている方なんですけど、最近、私のこの番組は士業の方も聞いてくれている方が多いので、いろいろと侍業の方々をゲストに招いたりしながら、私一人のときもありますけど、番組として盛り上げていけたらいいなと思って、先生にお声をかけさせていただきました。
よろしくお願いします。
中美先生: よろしくお願いします。
長老さん: じゃあ、どうしましょう。 せっかくなので、中美さん、自己紹介的なことをしますか。
中美先生: はい。 じゃあ自己紹介を、ちょっと手短にさせていただきます。
中美税理士事務所の中美と申します。
私はですね、事務所の開業自体は去年の1月、2025年1月1日に開業しておりまして、元々は一人の事務所で、皆さんの税務申告であったりとか、記帳代行であったりとか、幅広くしようかなという始まりでスタートしていたんです。
ただ、今日のお話にもある融資制度であったりとか、企業さんの経営に寄り添いたいという思いが、だんだん強くなりまして、今は財務コンサルの支援というのを標準にして展開している税理士事務所になっております。
今日はよろしくお願いします。
長老さん: なるほど。 よろしくお願いします。 ありがとうございます。
税務顧問と財務コンサルの違い
長老さん: そうか。 財務コンサルというのは、いわゆる一般的な、私たちみたいな経営者がイメージする税務顧問とは少し違うんですかね。
中美先生: そうですね。 税務顧問だけで言うと、言うなれば通常の税務のご相談と申告というような形にはなるんですけれども、それだけではなくて、財務の月次でですね、決算書とかも見ながら、一緒にご相談し、膝を突き合わせながらやっていくようなイメージになっています。
長老さん: なるほど。 いわゆる資金繰りとか、そういう系ですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: なるほど。 そっかそっか。 了解しました。
先生は今どうですか。 順調ですか。 ざっくりしますけど。
中美先生: そうですね。 ありがたいことに順調で、お手伝いの方も増やしたりしております。
長老さん: 今は先生が代表税理士ということで、スタッフの方が何人かいる。
中美先生: そうですね。 今はスタッフの方が2名で、2名体制です。
長老さん: すごいですね。 去年、2025年の1月に開業。 ということは、1年と4ヶ月ぐらい。
結構順調なんじゃないですか。
中美先生: そうですね。 ありがたいことに、今は飯は食えているというか、という状況なので、これからもどんどん展開していきたいなと思っています。
顧問先はどうやって獲得したのか
長老さん: なるほど。
私、結構そういうビジネスモデルとか、すごい興味がある方で、ついつい聞いてしまうんですけど、顧問先って何社ぐらいあるんですか。 言える範囲で。
中美先生: 言える範囲で、だいたい30前後とか。
長老さん: そんなにいらっしゃるんですね。 すごいですね。
いわゆる税理士事務所も、普通の一般の経営と課題自体は似てくると思うんですけど、顧問を獲得するって、30とか40とか、そういう数って割と多いじゃないですか。
一人でやってらっしゃいますもんね。
それはどこから獲得されたんですか。
中美先生: 私は今、TKCという会計ソフトを使っているんですけれども。
長老さん: 有名なやつ。
中美先生: その前は、マネーフォワードという会計ソフトを使っていました。
長老さん: 有名ですよね。
中美先生: そこのときに、無料の紹介システムみたいなのもありまして、それにだいぶ開業当初はお世話になったというか。
そこでお客さんを獲得して、あとは知人とか紹介とか、そういう割合が増えていったような形にはなります。
長老さん: そこで紹介をいただいて。 そこでというのは。
中美先生: 元々の知人もそうなんですけれども、マネーフォワードで初めましてで顧問になっていただいた方から、さらに紹介、という形です。
長老さん: マネーフォワード関連の紹介があったわけですね。 そうなんですね。
でもすごいですね。 私はコンサルなんで、あんまり紹介ってないというか。
要するに、依頼したクライアント様は紹介する動きとしてはあまりないんですね。
クライアントの方が例えば飲食業だったら、知り合いの方も飲食業が多いから、私がサポートすると商圏がバッティングしたりとか、要するにバッティングしたりするから、構造上、あんまり紹介って起きづらいんです。
でも紹介だけで30も40もクライアントが取れるって、素晴らしいことだなと今聞いていて思いました。
なるほど。
「税理士っぽさ」がある人
長老さん: そうなんです。
私も中美先生とお話しさせていただいて、いつも感じるのは、めっちゃ税理士っぽいなと思うんですよ。
イメージする税理士ってあるじゃないですか。
税理士ってどんな人って言ったら、スーツが割とよく似合ってらっしゃって、きっちりされてて、数字が強くて、あと革ジャンは着てなさそうじゃないですか。
そんな、我々が一般的にイメージする税理士の典型的な感じがすごいするんですよ。
これ多分、あまりご自身はご自覚ないと思うんですけど、最初に喋ったときから、すごい税理士っぽい人だなって、安心感を感じるタイプの方だったんですよね。
それはご自覚ありますか。
中美先生: 独立してから結構言われるようになったので、最近は、そうなんだとは思いますね。
長老さん: そうなんです。
私たち経営者というか、僕も経営者寄りなんですけど、経営者ってどうしても、集客しなければとか、採用しなければみたいな、獲得に向かうんですよね。
売上を取りに行く。 攻めていく。
サッカーで言えばフォワードみたいな。 野球で言えばバッターみたいな。 そんなイメージがあるんですよね。
前に前に行くのは大事なんだけど、例えば人材教育がおろそかになったりとか、先生みたいなリズムの部分がどうしても後になるんですね。
前に出れば出るほど、帳簿とか後でええやん、みたいな感じで、後回しになっちゃうところは多分あると思うんです。
だからこそ、そういうディフェンス面というか、サッカーで言えばボランチみたいな、野球で言えばキャッチャーみたいな、守備の要みたいな人が背後にいてくれると、すごい営業に行きやすいんですね。
だから僕は今、オランダに住んでいるんですけど、日本に戻ることがあったら、税務顧問を中美さんにお願いしたいなって思ってますよね。
その雰囲気面も込みで、すごい税理士っぽい方だなって、前から思っていました。
中美先生: ありがとうございます。
実はでも僕も、新卒は営業をしてまして。
長老さん: おっしゃってましたね。
中美先生: なので、帳簿とか、そういうのはもう、いわゆるバックオフィス的なところですけど、「後で」という気持ちもすごいよく分かるんです。
ただ、その後に私が経理に転職して、税理士法人に転職して、独立だったんですけど、その経理と税務のところで、いかに日々きっちりと、ホームページのトップ画面に「帳簿と会話をしよう」と書かせていただいているんですけども、これがいかに経営に直結するか、大事かというのを、ひしひしとキャリアを通じて感じました。
なので、今は税理士として、やりたくない、後でいいやという気持ちも分かりつつも、その重要性をめちゃめちゃ感じているので、そういった部分をサービスとして支援しようと思っています。
帳簿をきっちりすると、手元キャッシュが増える
長老さん: なるほど。
ちなみに、一般論としては分かるんですよ。 帳簿というか、決算書というか、そういう表をしっかりしましょうというのは、私もすごい分かるんです。
でも、いや、とはいうものの営業先や、みたいな感じで、序列が後ろになるんですよね。
先生の中では、いやいや、帳簿ファーストでしょ、みたいな感覚があるってことですよね。
中美先生: そうですね。
長老さん: 帳簿をきっちりしていると、経営にどういうふうにいいですか。
ちょっと飛躍して、先に結論を言うと。
中美先生: 手元のキャッシュが増えるな、というふうには感じています。
長老さん: なるほど。 めっちゃ大事ですね。
中美先生: やっぱり営業ファーストでされている方に、「帳簿をきちんとつけましょう」と。
その経理を自社でしてもらって、リアルタイムで自社の財務諸表が分かる状態になっていくと、やっぱり皆さん口を揃えておっしゃるのが、「こんな費用出てたんや」とか。
長老さん: ああ、なるほど。
中美先生: 売上の、お客さんとの契約の金額とかも、やっぱり原価とか固定費とかをあまり考えずに、相場で、という形でやっちゃうケースも多いので、そういったところを見直すと、回り回ってキャッシュが増える。
キャッシュがあれば継続できるので、そういった部分では非常にプラスになるかなと感じています。
長老さん: なるほど。
だからあれですよね。 ダイエットするときに、ちゃんと食べたものを記録しましょう、みたいな。
そういう小さなことの積み重ねが、全体に大きな影響を及ぼすという、歯車の話ですよね。
中美先生: まさに、そうです。
長老さん: なるほど。
でも確かに私も、コンサルティングという無形サービスをやっているので、「なんでこれがこの値段なの」と言われたら、あまりなかったりするんですよ、理屈が。
似たようなサービスもたくさんあるので、「これの違いは何?」とか言われると、「いや、雰囲気で」みたいな話になってしまうときもあるので、今のおっしゃるのはすごい分かります。
その数字の根拠を持って、それを積んでいこうという話ですもんね。
中美先生: そうですね。
経営者さんって、自分で働いて、自分で回収するみたいな感覚が結構強いと思っていて。
やっぱり事業拡大を考えると、従業員とか部下に引き継いでいったりとか、そういう仕組みを作らないといけない。
その過程で、やはりそのあたりも、売上の1件あたりで原価がどうで、というふうにしていった方が、やっぱり間違いなく良くなっていくというのは感じています。
長老さん: なるほど。
でも、さっき結論でおっしゃられた「手元キャッシュが増える」というのは、大事なことだと思います。
私が一番最初に勤めた呉服屋さんっていうのは、よく私がストーリーで言ってるんですけど、私が勤めて3年目で破産してしまったんです。
結構、売上は出てたんですよ。
毎日たくさんの売上が立っていたんだけど、やっぱり最終的には、金庫を開けたら現金がなかったというところで、破産になったらしいんですよね。
僕もその現場にいたわけじゃないんですけど、その後で弁護士の方から聞いたのはそうだったんで。
なるほど、手元キャッシュが増えるっていうのは、確かに営業が強いというか、攻めが強い代表取締役は後回しになりがちなところですね。
なるほど、了解です。 ありがとうございます。

TKCファストリンクとは何か
長老さん: ということは、中美先生は融資にも強いと言えるんですか。
中美先生: そうですね。 やっぱりキャッシュが一番大事だと思っているので、融資に関しても、自分も精通しておかないといけないなと思っています。
通常の融資以外のところでも、先に名前を言うと、TKCファストリンクという融資制度があるんですけども、そういったところも活用できるような事務所にはしています。
長老さん: なるほど。 TKCファストリンクというのは、TKC関連のサービスのことですか。
中美先生: そうですね。 株式会社TKCと日本政策金融公庫、
長老さん: 国金ですね。
中美先生: はい。 タッグを組んだ融資制度になるんですけれども、一番分かりやすく一言で言うと、融資の申請から5営業日以内に結果が下りる。 要は、かなり短い時間で。
長老さん: あるじゃないですか。 めっちゃあるじゃないですか。 出てきました、僕もググったら。
TKCファストリンク。 去年2025年の9月スタートなんですね。
中美先生: そうですね。 まだ1年も経ってないです。
長老さん: まだまだ新しい制度なわけだ。
これはだから、申請書というか、「融資をお願いします」みたいな感じで書類をまとめて提出するじゃないですか。
そこから「OKです」と言って着金するまでの時間軸がかなり短いということですか。
中美先生: そうですね。 申請して5営業日。
創業の融資であれば7営業日以内ではあるんですけども、5営業日、実際には2、3営業日になることもあるんですけども、審査が下ります。
下りてからは通常の融資と同じく、5から10営業日で入金がなされる。 そんなスケジュール感になります。
長老さん: 早くないですか。
通常だと5営業日ではなくて。
中美先生: そうですね。 1ヶ月近く、1ヶ月以上かかるので、だいぶ早いです。
長老さん: だいぶ早いですね。
それ、経営者にとってかなりありがたくないですか。
中美先生: そうですね。
長老さん: だってその融資を受けて、例えば何か契約をするとか、融資を受けて新しく資金を使って打って出るためですから、なるべく早い方がいいですよね。
中美先生: そうですね。
長老さん: そこだけ聞くと、すさまじく良い制度な気がするんですけど。
中美先生: なんでこれが実現しているのかというところなんですけども、日本政策金融公庫さんが出している数値で、デフォルト件数の比較、要は日本政策金融公庫からお金を借りて、ちゃんと返せているかどうかの指標があります。
返せていない会社さんが100件あるとしたら、TKC会員が日本政策金融公庫の融資を紹介したお客さんの中で、返せていないのが37件。
長老さん: おー、なるほど。
中美先生: 6割以上が、他と比べてちゃんと返せているという。
長老さん: なるほど、なるほど。 さすがに違いますね。
金融公庫からしたら、TKCさんの紹介のお客さんの方が、すごい柔らかく言うと、ちゃんとしてるってことですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: ちゃんとお金を返してくれるっていう。
TKCさんを通さないと、返してくれないリスクがボーンと上がるという。 ふわっと言うと。
中美先生: ふわっと言うと、おっしゃる通りです。
長老さん: だから、TKCさんとタッグを組んだ方がいいっていうのは、確かにその通りですね。
なるほど、了解しました。 いいじゃないですか。
中美先生: これを常に利用できる会社さんを増やしたいというのが強いですね。
TKCファストリンクを使うには何が必要か
長老さん: これは、先ほどマネーフォワードでしたっけ。 おっしゃってましたけど、マネーフォワードを使っている人とかは応募できないんですか。
中美先生: できないですね。 通常の融資のご案内しかできなくて。
長老さん: なるほど。 そうかそうか。
ってことは、これTKCシステムって言うんですかね。 TKC会計システム。 なんていう名前なんですか。
中美先生: システム自体は、FXクラウドという名前があったりするんですけども。
長老さん: FXクラウド。
そのTKCのFXクラウドという会計ツールを使っている会社さん。
中美先生: はい。
長老さん: なるほど。 厳密に言うと、このTKCの会計ソフトって、一般の会社さんは直接契約ができないんですよね。 必ずTKC会員の税理士。
中美先生: はい。
長老さん: なるほど。 税理士がTKC会員であれば使えるという制度ですね。
中美先生: そうです。
長老さん: じゃあ、TKCの会員である税理士の方と契約をすれば使えるということですね。
中美先生: はい。 その要件はちょっとあるんですけども。
長老さん: なるほど。 合格は合ってますね。
じゃあ、さっき言ったファストリンク。 素早いスピードで融資が下りてくるというこの素晴らしい制度を使うためには、TKCのシステムを使わなければいけない。
TKCの会計システムを使うということは、その関連というか、TKCの会員の税理士さんとのお付き合いが必要ということなんですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: なるほど。 いや、いいじゃないですか。 僕はいいと思ってます。
当然まだ細部は分からないですけど、話だけ聞いたら、会計ソフトって別にどれでもいいっちゃどれでもいいので。
入力を誰がするかとか、その入力しやすさとか、freeeとかマネーフォワードもそれぞれあると思うんですけど、結局、使ったお金とか上がった売上を入力しましょう、という行為自体は、代表がやるか、会計の社員がやるかは別にして、やらないといけないじゃないですか。
その先に、融資が滑らかに下りるというのがあるんだったら、全然TKCを使っていいですけど、と皆さん思わないですかね。
中美先生: どうでしょうね。 そもそも知らない方が大半なので、そこまでの思考にもまだ至っていないような、そんな感覚だなと感じています。
長老さん: なるほど。 了解です。
融資を積極的に使いたいなら、税理士を切り替えるのもありか
長老さん: これ、例えばですけど、融資に困っているというか、融資を積極的に活用したいという方は、TKCに切り替えたら、つまりTKC会員の税理士に切り替えたら、普通になんか言いたくなるんですけど、それは先生的にはありですか。
中美先生: 正直、ありだなと思いますね。
長老さん: だって経営者の感覚からすると、ある意味、その税理士の業務自体を取り出すと、どこでもいいとも言えるんですよ。
もちろん、そんなに税務顧問とか財務顧問の金額がそこまで変わるわけではないから、あとは相性がいい税理士の方とか、地域の税理士の方とかと契約している。
ある意味、付き合いで契約しているみたいな側面って絶対あると思うんですよ。 人間関係で、みたいな。
それをあえて変える理由って、普段はないじゃないですか。 税理士を。
でも今の話を聞くと、それは変えた方がいいんじゃないかなって素直に思ったんですけど、この思考は短絡的ですか。 それとも割と一般的なロジックなんでしょうか。
中美先生: 一般的なロジックかなとは思っていますね。
融資を受けやすいであったりとか、受けやすいかというのは当然ですけども、信頼関係が最初に見たときに信頼できるかどうかというところで。
その信頼ってどこから生まれるかというと、やっぱり帳簿にはなるので。
帳簿を、TKCの税理士さんであれば比較的重きを置いている税理士事務所さんがすごく多いので、そこが根拠として融資を受けやすい。
そういったところで検討されるのは、非常に資金繰りを考えるといいなと思います。
長老さん: なるほど。 つまりあれですよね。
TKCのFXクラウドというシステムを使っているので、毎月数字が追えているということですね。 丁寧めに。
合ってます?
中美先生: 合ってます。
長老さん: いざ融資をするときも、「あの人ですよね。ちゃんとデータも見えてますよ」という感じで、なんかこう、通貨と言いますか、「もう知ってます」みたいな。
「もう全部前から数字見えてるんで」ということですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: なるほど。 なんか、先生がTKC推しであることがよく分かるような気がします。
中美先生: もう少し説明させてもらうと。
長老さん: どうぞ、してください。
中美先生: なんで毎月数字が分かるのか、そういったところなんですけども、基本的にTKCを使われている方に関しては、月次巡回監査というものがありまして。
日々どう税理士と関与していくのかというところなんですけども、基本的にはお客様の方で、記帳や経理業務の方は日々やっていただきます。
例えば1月分の仕訳などをお客さんの方に入れてもらうと、翌月2月の極力前半に税理士が訪問させてもらう。
別にウェブでも問題はないんですけども、訪問させてもらって、そのときに記帳の内容とかを確認すると。
要は、税理士が記入するんじゃなくて、お客さんがやったものを税理士がチェックする。
長老さん: なるほど、なるほど。
中美先生: そういった形を取っていまして、確認が終われば1月の決算を締める、要は完成させるという作業が発生するんですね。
長老さん: なるほど。
中美先生: その完成させたデータを、これは別にしてもしなくてもどちらでも構わないんですけども、TKCのモニタリング情報サービスといって、金融機関に連携させて送るサービスがあります。
ここまで言えばお分かりいただけるかなと思うんですけども、ここまでやっていると、やっぱり信頼性も上がるというので、基本的にはこういったことを標準にさせてもらっているというところです。
長老さん: なるほど。 だから、ある意味、毎月決算申告しているみたいな感じなんですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: なるほど、なるほど。
だからもう、細かく報告を上げているというところが、緻密にやられている感じなんですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: そっかそっか。 もうデータでちゃんと完成されているんだ。
そういった信頼の蓄積があったから、このサービスが生まれた、みたいな。
なるほど、確かにその話を聞くと、少し肩が凝りますね。
「おー、そっか、毎月毎月か」みたいな。
私の性格って営業が強いタイプなんで、毎月そんなきっちり行く? みたいな感覚は今ありました。
中美先生: そうですね。 やっぱり肩が凝るというのは、言われたりはします。
そこを肩が凝らずにできるというか、サポートをできるというのがうちの強みでもあるし、営業の方の気持ちが分かるからこそ、というところですね。
長老さん: なるほど、なるほど、なるほど。
慣れもありますよね。 そういうものだと思えば、全然あると思うので。
いわゆるそういったことをせずに、基本的には年一回、決算って締めるじゃないですか。
だからそうではないパターンなので、少し「毎月ですか」みたいな感じがあるんだけど、でもそれもそういうものだと思えば慣れると思うし、しかもそれをした結果、融資のスピードが上がるという、ある種のメリットがあると思うので、そこは全然聞いていて納得できますよ。
最初だけちょっと細かいな、みたいな。 毎月かい、みたいなところはありますけど。
ただ、仕事は何でもそうです。 意味が分かれば全然できるじゃないですか、面倒くさいことも。
だから、すごいいい話だなと思いました。
中美先生に問い合わせるべき人
長老さん: なるほど、OKです。
ということは、今この話を聞いた経営者の方が、「いや、確かに意味は分かるぞ」と。
要するに、毎月きっちりしろという話やなと。 それで融資のスピードが速く下りるんだったら全然ありだなとなった場合は、TKC会員の税理士さんに問い合わせをする。
この場合は、中美先生に問い合わせしましょうって話なんですけど。
先生は大阪でしたね。
中美先生: そうですね。 大阪の堺筋本町というところあたりでやっております。
長老さん: 例えば、東京の方が問い合わせしてもいいんですか。
中美先生: そうですね。 リモートでも全然対応はできますので。
長老さん: 今、先生がちょっとふわっとおっしゃられた、もともとは営業出身で、経理財務の会社に転職されたとおっしゃってましたね。
そこで、帳簿の重要性というものを認識して、税理士事務所としての方針があると。
その話を聞くと、営業感のある経営者としては心強いです。
中美先生: ありがとうございます。
長老さん: なんか、その、後ろを任せられるというか。 ドラクエでは僧侶にあたるような、回復系をものすごくお任せできるからこそ、打って出られる感じはするな。
中美先生: 本当に営業の気持ちはよく分かるので。
逆にちょっと言い方はあれですけども、お尻を叩いて「ここちゃんとせなダメですよ」とかいうことも、やっぱりあるんですけども。
長老さん: そりゃそうですね。
中美先生: そういったところは、きちんと言わせてもらいながら、信頼性は築かせていただいているかなと思います。
長老さん: そうなんですよね。
僕も営業が強くて打って出るタイプなんで、本当に乱雑に出ていくときもあるんですよね。
「とりあえず行くしかない」みたいな。 「売れたぞ」みたいな。
でも意外と利益ないやん、みたいなこともあったりするので、そこで「いや、ちょっとここはあかんすよ」「ここはちょっとやりすぎっすよ」みたいな感じで、ちょこちょこアラートを飛ばしていただくと、自分の中で気づけるポイントがあるので。
そのポイントが自分の直感だけじゃなくて、税理士の先生からのアドバイスであり、なおかつそれが将来的な融資につながってくるとなると、なんかこう、いい型になる気がするんですよね。
なんとなく我流で行ってたのが、「いや、そうじゃないです」と。
バット振るときはちゃんと脇を締めるんです、とか、そういうチェックポイントがあるじゃないですか。 どんなものでも。 スポーツでもなんでも。
脇を締めろとか、腰を落とせとか、いろいろあるじゃないですか。 ああいう感じのイメージがすごいして。
合ってます? この例え。
中美先生: はい。 僕もまさに野球もやってましたし。
長老さん: おっしゃってましたね。 そうですよね。
中美先生: イメージ通りです。
長老さん: 正しいチェックポイントを授けてもらって、それが納得できれば、全然窮屈ではなくて、必要な型になるので。
全然、その話を聞きながら、それはいいなと思いましたね。
TKCファストリンクの金額と対象
長老さん: ちなみに、そのファストリンクが対応している融資というのは、金額的には何かあるんですか。 特徴は。
中美先生: 一応、上限は3000万円というふうにはなっていまして、ただ一応それ以上の場合は要相談みたいなところにもなっていますね。
長老さん: なるほど。
先ほど、創業融資もいけるって言ってましたね。
中美先生: そうですね。
長老さん: 創業融資って、あんまり蓄積はないじゃないですか。 創業だから。
中美先生: はい。
長老さん: それはいいんですか。
中美先生: ほぼほぼ顧問税理士との信頼関係で成り立っているようなところでして。
やっぱり事業がまだ始まっていないとなると、当然、実績はないということなので。
難しかったりもするんですけど、そこはもちろん、経営者さんの今までの経歴もお聞きしますし、税理士がTKC会員で担当しているかどうかというところが、結構判断材料にもなるというふうには聞いたりもしています。
長老さん: なるほど。 信頼関係で。
そうかそうか。 だからTKCからしてみれば、窓口になっている中美さんの実績も見るわけだ。
中美先生: そうですね。
長老さん: 例えば、中美さんが一人、ファストリンクを使って融資を受けた経営者さんがいますと。 担当者は中美さんなんだと。
その経営者がちゃんとお金を返済して、特に資金繰りもうまくいきましたとなった場合は、それを紹介した中美さんに対して、信頼が増すということですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: その中美さんが今度、創業融資の人をファストリンクで申し込んだら、「ああ、あの中美さんですね。まあ、じゃあ大丈夫じゃないですかね」みたいな、そういう効果があるということですね。
合ってます? 大丈夫ですか?
中美先生: というふうには、口頭ベースで聞いています。
長老さん: 気持ちとしてはよく分かりますよね。
「ああ、中美さんね。いつも使ってくれてますよね」みたいな。 「中美さんなら大丈夫でしょ」みたいな感じのトークが、TKC内である、もしくは金融公庫の中でありそうな気はしますよ。
なんか普通の、いわゆる一般的な人間関係というか、判子をつくときのイメージ。
でも、そりゃそうだよな。
中美先生: この融資、TKCファストリンクに関しては、税理士と公庫さん、日本政策金融公庫とのコミュニケーションが結構多いんです。
長老さん: そうでしょうね。
中美先生: そういったところで、事業会社さん、お客さんの情報を、リアルにというか、嘘偽りなく税理士からお伝えするというところも、やっぱり成り立っている背景でもありますね。
長老さん: なるほどです。 よく分かってきました。
ちなみに、融資の種類というか、なんていうんですかね。 「なんで融資を受けるんですか」みたいな科目というか、目的があるじゃないですか。
それは、例えば人材採用とか、設備投資とか、オフィス管理とか、ああいういわゆるものを想像したら大丈夫ですか。
中美先生: そうですね。 そこは特に縛りはなく、という感じですね。
長老さん: 例えばウェブ系なんですけど、ウェブ系の仕事が多いんですけど、広告費のために融資を受けるとか、あり得るんですか。
中美先生: それもいわゆる運転資金の分類にはなると思うんですけども、もちろん融資の内容としては問題ないです。
長老さん: そうなんだ。 なるほど。
ダメなのってあります? こんな融資はそもそもダメです、みたいな。 一般的な理解でいいんですか。
中美先生: そうですね。 一般の融資で受けられないものは、もちろんTKCファストリンクでも受けられないですし、TKCファストリンクだから受けられない、というものはないです。
長老さん: なるほど。 じゃあそれは一般的な考え方でいいんですね。
ありがとうございます。 聞いてみるもんだな。
気になっていたのは、なんで中美先生がファストリンクというものにそんなに重きを置いてらっしゃるのかなっていうのは思ってたんですけど、それが、営業の経験があって、打って出たい経営者と、融資が欲しい経営者と、ちゃんと帳簿をしっかりしましょうという税理士の全部が、中美先生は分かるってことですもんね。
中美先生: そうですね。
長老さん: だから税理士の先生は、そんなに営業畑じゃないじゃないですか、基本は。
だからそういう意味では、営業の気持ちが分かる税理士というのは、中美先生ならではって感じがしましたよ。
なるほど、了解です。
営業から税理士へ。中美先生のキャリア
長老さん: ちなみに先生は、何の営業をしていたんですか。
中美先生: 楽天会社で、楽天市場に出店してください、というような営業を。
長老さん: あれじゃないですか。 契約取れましたって言ったら、オフィスで「ウォー」って拍手するやつでしたっけ。
中美先生: まさにそんな感じです。
長老さん: あれ、テレビで何か見ましたよ。
中美先生: 僕の時代はそこまでではないんですけど、確かに最終日で一件入るかどうか、入りました、「ウォー」みたいな感じではありました。
長老さん: 見ながら、めっちゃ営業だなって思ってたんで。 なるほど。
結構、営業経験というのはコテコテですね。
中美先生: そうですね。 泥臭い、初めまして、急に電話して、という。
長老さん: テレアポ系ね。 なるほど、了解です。
なんで経理に行ったんでしたっけ。
中美先生: もともと営業のときに、税理士になろうと思い始めまして。
なので、営業から税理士法人に転職でもよかったんですけども、年齢がまだ当時20代半ばから後半に差し掛かるぐらいだったので、ちょっと経理をして、というふうな、階段を踏むようなキャリアをイメージして経理に行きました。
長老さん: なるほど。 税理士になるというのが先にあった。
その、税理士になるというジャッジはどこから来たんですか。
中美先生: いろんなことがあるんですけども、まずは、いつか独立したいなというのがあって。
あともう一つ大きかったのが、私の家族内の話なんですけども、妻の親が個人事業主をやってまして。
そういう仕事の中でも恩返ししたいなという気持ちが結構膨れ上がっていまして、その二つが掛け合わさって、税理士であればいろんな人を支えられるし、自分も独立おそらくできるだろうし、というようなところで、税理士がぴったりだったなと思っています。
長老さん: なるほど。 そこで税理士がいいんじゃないかというのが、仮説として出たわけですね。
それでいきなり税理士に行ってもいいけど、まずは帳簿が動いている現場を知ろう、みたいな感じで、経理の会社に行ったということですね。
中美先生: そうですね。
長老さん: その経理の会社に在籍しているときに、税理士の資格を取得した。
中美先生: ほぼほぼ取って、最後1科目だけ税理士法人に移ってからだったんですけど、長い経理のときに取ったという感じですね。
長老さん: そこから税理士法人に移られた。
中美先生: はい、そうです。
長老さん: なるほど。 結構キャリアが綺麗ですね。
中美先生: たまたまです。 そこまで言ってなかったんですけど。
長老さん: なんかすごいリズムな印象を受けます。
中美先生: たまたまそうなりました。
長老さん: たまたまならないですけど。
でもなんか、すごい将棋の駒を行って行って進めるような、着実なものを感じますよ。
中美先生: そこは確かに性格が出ているかもしれないです。
長老さん: かもしれないですね。
ありがとうございます。 聞いてみるもんだな。 僕の中ですごいスッキリして繋がりましたね。
顧問料とサービス内容
長老さん: ちなみに、中美先生にお願いするときは、だいたい月いくらくらいを。 税務顧問と財務顧問はお値段違いますか。
中美先生: 一緒にしています。 財務コンサルオプションというふうには、極力したくない気持ちがあって。
なので一緒の値段になってまして、基本的には年間120万円いただいていて、会社設立間もないであったりとか、会社規模が3000万円以下であったりとか、年間で85万円だったりはしています。
長老さん: 年間120万円。 月10万円か。
85万円の場合は月7万円?
中美先生: 細かく言うと、85万円であれば月5万円と、申告のときに25万円です。
長老さん: なるほど。 全然いいですね。 全然ありですね。
その結果、先生と一緒にやると、「帳簿とちゃんと向き合いましょう」みたいなホームページのキャッチコピーを一緒にやることになりますよね。
最初は営業として、営業が強い人は「細かいな」みたいな。 「先生、チェック厳しいやん」みたいな感じの印象は受けますよね。
ただ、それもさっき言ったファストリンクみたいな、結局は融資につながっているんだよって目的がはっきりしているから、これは型ということで、少々窮屈だけど守らなあかんや、みたいな感じで。
大振りするパンチではなくて、スマートに打つジャブをするような型が決まるわけですね。
それを毎月繰り返していくと慣れてきて、「もう大丈夫ですよ」みたいな感じになると。
それをやっていると、いざ融資が必要になったときに、言葉をすごいポップにすると、ピッポッパで出てくると。
だいぶ端折ったけど、そのようなスムーズさがあるということですよね。
それを月額85万円とか120万円で先生が提供してくれると。
いいなあ、いいなあ。 先生なんか、儲かりそうですね、これから。
中美先生: 儲かる、売上であったりとか増えればいいですけども、やっぱり資金で迷われるというか、あるのに使えてなくて傾くみたいな現場を、去年ちょっと見てきたので。
少しでもそれが改善できる会社さんを増やしたいなという思いが強いですね。
長老さん: なるほど。
でも結局、手元キャッシュが一番残るような形を、先生と一緒に模索するということですよね。
中美先生: そうですね。
長老さん: なるほど。 ありがとうございます。 勉強になりました。
中美先生の野望
長老さん: 先生は野望とかあるんですか。
中美先生: そうですね。 税理士業界って結構小規模なところが多いので、野望としては、事務所の規模を売上ベースで言ってしまえば5億円。
もう一個、税理士業界の課題がありまして、かなり低賃金というところがありまして。
長老さん: なるほど。
中美先生: なので、何とかして従業員の給料、何人もというわけにはいかないですけど、一人は2000万円出せるような事務所にしたいなとは思っています。
長老さん: なるほど。 結構、拡大、覇王色があるってことですね。
中美先生: 拡大して、品質を落とさずにしていきたいと思います。
長老さん: そっかそっか。
でもその品質って何ですかって問われたときに、帳簿とちゃんとやるっていうさっきの話があって、1ヶ月単位でやっていくというのが、それが品質だよっていう答えがあるわけですもんね。
なるほど。 話は筋だと思ってるな。
ありがとうございます。 勉強になりました。
まだすぐ日本に戻る予定はないんですけど、日本に戻ったときは、ぜひ先生にお願いしたいと普通に思っていますので。
中美先生: ありがとうございます。
まとめ:攻める経営者ほど、後ろを支えるプロが必要
長老さん: じゃあ、これを聞いている方はですね、すぐ切り替えろという話ではないんですけど、自分のビジネスを考えて、大きくしていきたいと考えたときに、脇を支えるプロの存在は大事であると。
それがいわゆる士業という方がいて、弁護士がいたり、行政書士がいたり、税理士がいたりと。
ビジネスをオーナーとしてやっている方は、やはり税理士というのは非常に重要なポイントになってくるので、どういう方と付き合ったらいいかなと考えると思います。
私もそうでしたけど、税理士って割と、選択肢がずらずらっとある中で選ぶというよりは、「最初からこの人だったんだよね」みたいな感じで、結構付き合い的に契約する方が多いような気がするんです。
そんなに積極的に税理士を切り替えるということもあまりないと思うので、それも長い付き合いをやっていくと思うんですけど、今の話を聞いて、ファストリンクという制度があって、融資がすごいスピードで実行されるという、そこをメリットだと思うならば、TKCのソフトを使いましょうと。
提携されている中美先生みたいな、TKC会員の税理士を顧問に迎え入れましょうということになるので、これは経営判断として、僕は一つありかなと思います。
一応、まとめとしては、そんな感じで大丈夫ですか。
中美先生: はい、もうバッチリです。
長老さん: ありがとうございます。
じゃあ今日はこんな感じにしましょうかね。 何か伝え忘れたことはありますか。 全然雑談でも大丈夫ですよ。
中美先生: もう本当に、何か気になることがあれば、別に契約しないといけないと思わなくてもいいので、ご連絡いただいても結構です。
あと、TKCファストリンクの詳細の説明動画をですね、5月、ちょっと日程は決めてないんですけど、今作ってるんですね。
そちらもまた見ていただければいいかなと思っています。
長老さん: はい。 じゃあ中美先生、今日はありがとうございます。
中美先生: はい、ありがとうございました。
長老さん: ということで、老害コンサル15年目、コンサルはどう生きるべきか。
この番組は、フリーランスコンサル歴15年の長老さんが、フリーランスコンサルとして必要な「やり方」「あり方」「見せ方」をお届けする、そんな番組になっております。
ということで本日は、中美税理士事務所の中美先生にお越しいただきました。
中美先生、ありがとうございます。
中美先生: 今日はありがとうございました。
長老さん: 失礼します。